【チンチラの飼い方】ケージなど必要な物

かるくん チンチラ


良い話ではチンチラは匂いもほとんどないし、吠えたりしないし、モフモフして可愛いし、飼いやすいと言われてます。
大変な話では室温・湿度の管理、ストレスに弱い、いろんな物をかじってしまうなどあります。
飼いやすいと簡単に飼えるは違うので気おつけましょう。


チンチラは飼う為に準備する物が結構あるのでまとめてみました。
準備する物のポイントや重要な事も書きました。参考になれば幸いです。


チンチラって?

  • げっ歯目チンチラ科チンチラ属で体長は25cm前後(尻尾15cm前後)体重は400~800gぐらい
  • アンデス山脈の標高の高い場所の岩場などで、飛び跳ねて生息していた。
  • 粗食な生き物で水に弱く、好奇心旺盛だけど臆病な性格。
  • 体長が悪くても隠そうとする。(自然界で襲われないようにする為の本能です)
  • メスの方がオスより体が大きい傾向。
  • 一つの毛穴から60〜80本近い毛が生えており、ふわふわしています。
  • げっ歯目なので、歯は生涯伸び続けます 。
  • 頭が賢い。(一度覚えた脱走ルートは何回でも脱走します)
  • なんでもまずかじります。(人には基本甘噛みだけど怒ったりびっくりすると痛いです)
  • 高い場所が好きです。(人が座ってると肩や頭にも上ります)
  • 生体は匂いもほとんどなく、おしっこは大体決まった場所でしてくれます。うんちは常にぽろぽろ出しますが、基本ころころしてるので小さいほうきでササっと掃除できます。
  • 騒音になるほど鳴いたりとか吠えたりしません。ペット不可物件でも相談すればけっこう大丈夫だったりします。
  • 感情の表現が豊かでコミュニケーションとれて楽しいですよ。

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飼う為に重要な事

病院を見つける

エキゾチックアニマルのチンチラは、かかりつけの病院を探すのが大事です。
チンチラは診れませんって病院結構あるんです。
看板などでエキゾチックアニマル診れますって書いてあっても、チンチラは診れないって場合もありますし、今日はチンチラ診れる先生がいないって場合もあります。
私は昔お迎えした子が、脱肛して急遽病院を探したのですがなかなか見つからず、5件電話をしてなんとか見つけれた事があります。
診てもらえる病院を何件か前もって調べておいたほうがいいです。

室温と湿度

一般的に室温が15度〜24度までです。湿度はチンチラが快適に過ごせるのは40%以下です。
室温が15度以下になると肺炎などの病気になる可能性があり、25度以上になると熱中症になる可能性があります。
室温、湿度の管理はチンチラの命に関わる大事な事なのでエアコンを一年中使います。
(私の家では室温20度~23度くらいにしています)
湿度の管理は除湿器を使わないと厳しいので出来るだけ40%に近づけられるようにしましょう。
(私の家では湿度40%~45%の間くらいです)


特に気をつけないといけないのが夏と冬です。
夏はエアコンを常に動かしておくのは絶対ですが、小動物用のひんやり天然石(かじり石ではないです)など暑さ対策グッズもありますのでエアコンと合わせて使うといいと思います。
冬は小動物用のヒーターが売ってるのでエアコンと合わせて使うといいと思います。
ヒーターをケージ内に入れる場合は、電気コードをかじられないように気おつけましょう。

主食はチモシー

チンチラは草食動物なので主食はチモシーです。ペレットは副食です。
チンチラが健康に生きるにはチモシーがとても大事です。
おやつは正直無くてもいいと思いますが、コミュニケーションとる手段の1つとして与えるのはいいと思います。与えすぎるとおやつの方が美味しいのでチモシーを食べなくなる原因になるので気おつけてください。
1日のチンチラの食事量の8割チモシー、2割ペレットがいいです。(状況により若干異なる)

迎える前に準備する物

ケージ

チンチラは運動量が多く、縦の動きが出来るケージがいいです。横に大きい物より高さのあるケージで飼ってあげましょう。またチンチラは、ふわふわの毛が思ってる以上に多く、小さな隙間など飼い主が通れないと思ってる所を通ったりします。なので猫や犬用のケージは、網目の隙間が多きすぎて脱走される可能性があるので、網目の細かい小動物用のケージを用意しましょう。

またケージの底の部分ですが、私は引き出しタイプになっている物がいいと思います。
引き出しの底におしっこ吸収シートを敷いておけば掃除がとても楽です。
チンチラがおしっこで濡れたりする危険も回避できるし、衛生面ですごくいいです。
引き出しタイプのケージで注意する点は、底が網目になってるので2,3か月程度の幼い子であれば足を引っかけて挫いてしまうなどの怪我をする可能性があります。
安全の為に少し網目の細かいすのこなどを敷いてあげるのもいいと思います。

私の家ではイージーホーム80ハイを使ってました。
初めてチンチラを飼った時、三か月の子をお迎えしました。当時は小さかったのでイージーホーム60ハイを買って使用していたんですが、チンチラが大きくなるにつれて、なんとなく狭く感じたのと、ステップや小屋をレイアウトする時、余裕をもって設置したかったので買い直しました。
今ではさらに使いやすさを追求した結果、自作のケージになりました(*´ω`*)

イージーホーム60ハイ、80ハイくらいの広さがいいと思いますよ。

温度計・湿度計

飼う為に重要な事で話した様に必須アイテムです。
設置の際はケージのすぐそばに置いて室温20度~23度、湿度40%~50%くらいを目指しましょう。
室温と湿度がわかれば何でもいいです。

チモシー容器

チモシー容器(牧草入れ)として代表的なのはうさぎ用のが多いと思います。チモシーが入れば基本的に問題ないです。注意点は容器の材質です。プラスチック製は選ばないでください。ほとんどの子が齧ると思います。チンチラはとにかく何でも齧ってしまう生き物ですのでプラスチックを食べてしまうリスクを考えると、プラスチック製の入れ物は最初からやめておきましょう。
齧れない陶器製、齧っても大丈夫な木製がいいと思います。
私の家では木製は齧られて消耗が激しいので、陶器製にしています。

だったのですがなんと陶器製をガリガリ齧る猛者が出現したので、陶器だからいいというわけでもないみたいです(*´ω`*)今は『GEX うさぎの牧草BOX 固定式』をちょっと改造して使ってます。

チモシー

チモシーは毎日必ず全部交換です。残ってるチモシーがあってもすべて捨てて、新しいチモシーに入れ替えます。 チモシーの量ですが24時間自由に食べれるように十分な量を入れてあげましょう
一日一回の入れ替えでいいと思います。
もったいないと思いますが、チンチラはちょっと齧っては、ポイっと捨てます。そしてそのチモシーはもう食べません。チモシー容器からその時に食べたい感じの柔らかさや、硬さのチモシーを探すために引っこ抜いては捨ててってします。チンチラはグルメな生き物ですので仕方ないです。
捨てられたチモシーはだいたい食べないのですが、後で食べる事はあります。ですがここで注意です!
落ちてるチモシーを食べる事は衛生面でよくないので食べない方がいいのです。
おしっこがかかってる場合があるし、踏みまくってるし、掃除の際にしっかり捨てましょう。

チモシーに関してですが、チンチラを飼ってる人の悩みの種になる事が多いところです。
急にチモシーを食べなくなったりします。
原因はおやつの与えすぎ、ペレットの与えすぎ、現在食べているチモシーに飽きた、口内環境の悪化(病気)などいろいろあります。
チンチラが健康に生活するには、チモシーは絶対に必要な物です。


チンチラは前歯が特徴的ですが奥歯もあります。20本あり生涯伸び続けます。
奥歯で食べた物をすりつぶすようにして食べます。前歯は一年に5㎝~6㎝ほど伸びると言われています。伸びすぎると口の中を傷つけてしまったり、不正咬合とゆう病気になってしまうので、チモシーをしっかり食べる必要があります。栄養も同時に摂れます。

チモシーは産地、刈り取る時期、などいろいろ種類があります。
主な産地は、アメリカ産、カナダ産、北海道産があり、刈り取る時期によって一番刈り(6~7月)、二番刈り(7~8月)があります。
個体によって好き嫌いがあるので産地はどこでもいいですが、硬くて栄養がより豊富な一番刈りを与えましょう。
チモシーの値段が高いから食べるとゆう事ではないです。

チモシーの種類など詳しい解説はこちら
【チンチラ】チモシーの選び方・種類・量と与え方

給水ボトル

置き型タイプとボトルタイプがありますがボトルタイプにしましょう。
チンチラはケージ内でも走ったり飛んだりよく動きます。置き型タイプで固定式であっても水がむき出しタイプの物はチンチラが濡れてしまう危険があるのでやめた方がいいです。
とにかくチンチラは濡れる事がだめです。
なのでボトルタイプのケージの側面に固定できるタイプの物を選びましょう。中の水は水道水で問題ないですが必ず毎日入れ替えましょう。
飲む量が多くないので小さいサイズでも大丈夫ですが、空にならない様に気おつけましょう。

また中のボールがうまいこといかず水が出ないって事がありますので、ちゃんと飲めているか確認するようにしましょう。

(私の家ではマルカン ウォーターボトルです)

砂浴び用容器

サイズは、チンチラが中でくるくる回れる程度の大きさがあれば大丈夫です。
人それぞれいろんな物を使っています。
プラスチックですと『プレイバス』が人気ですね。ガラスだと『チンチラ用砂浴び エステドラム』でしょうか。

砂浴びの砂

砂を容器に入れる量ですが底から1㎝くらいの量でいいです。
個体によっては中でおしっこをしてしまう子もいるので交換頻度が早くなったりします。
一週間に一回は中の砂を全部交換しましょう。
砂の種類ですがチンチラ用の物を使いましょう。砂の粒子が細かくなるにつれてチンチラの密集している被毛に入りやすくなるので衛生的にもよく、毛づやの良さにも繋がります。

浴び砂の種類など詳しい解説はこちら
【チンチラ砂浴び】砂の種類?材質や砂が舞う対策

ペレット入れ

材質は陶器製が無難です。少し深さのある小皿などでも行けますが、ある程度重くないとすぐにひっくりかえされます。ペレットの量が少ないので陶器の器ならなんでも大丈夫な感じです。

ペレット

年齢や個体の体重など状況により量は変わると思いますが、体重の3%程度です。
ペレットは副食の為、栄養補助の役割なので少量で問題ありません。成長期や妊娠などで栄養が必要な状況では3%~5%程度でいいと思います。
(私の家の場合は通常600gの子で一日のペレット量は18gくらいです。)

おやつ

おやつはチンチラ成長には必要無いものです。おやつはチモシーに比べて甘かったり、美味しいものがほとんどです。チモシーを食べなくなるなどの原因にもなります。糖分が入ってる物などは虫歯になったりするので注意です。
少量だと問題ないのでコミュニケーションを取るために与えたり、部屋んぽからケージに帰りたがらない時におやつで誘導したりとゆう感じで与える感じです。
チンチラには食べてはいけない物があるのでそれだけは確認して注意しましょう。

(私の家では糖分を抑えたいので、リンゴの木、チモシーの極み等のチモシー代用ペレット、ぱりぱりサラダなどを与えています)たまーにレーズン、パパイヤの葉、乾燥いちごもあげます。

かじり木

伸び続けるチンチラの歯の長さを調整するのは、チモシー、ペレット、かじり木です。
なのでかじっても大丈夫な、かじれる木を複数ケージの中に設置しましょう。ストレス解消の役割もあります。
ペットショップに売ってるオーソドックスな、人参型の物や、とうもろこし型の木などいろいろあるのですが、個体によっては人参型は飛びついてがりがりするけど、とうもろこし型には見向きもしない子もいますのでいろいろ入れてみてあげて、好みを理解してあげましょう。
私の家ではへちま棒が大人気なのですが、どの子も無くなるまでずっとかじってしまうので、すぐ撤去になります。
あと大人気なのはリンゴの木です。おやつの部類に入るのか微妙なので与えすぎは良くないけど、歯にはいいと思います。
うちの子は梨、桃、キウイはあんまりでした。いろんな味があって好き嫌いはあると思いますがまずはリンゴの木がいいと思います。

ステージ

ケージ内に設置して上下を行ったり来たり、時にはステップの上で寝ることもあります。
ステップにはコーナーにつけるタイプや平べったいもの、ペットショップでよく見る網の筒のような物などいろいろあります。かじり木で紹介した人参型やとうもろこし型もステップとして使用もできます。
ハンモックを使用してる飼い主さんもいてますが、布製品を食べてしまう子もいるので注意です。
レイアウトしてあげてチンチラが動きにくそうにしてるとこはないかよく見てあげましょう。

回し車

人気どころで言うとプラスチック製のサイレントホイールやメタル製のメタルサイレントが多いと思います。
サイレントホイールはプラスチック製なので齧られる可能性はありますが怪我のリスクは少ないです。
メタルサイレントは網目になってるので足が挟まって怪我をするリスクはあります。メタルサイレントには別売りで足が挟まらないように保護マットがあります。
ホイールの直径が大きくなっていくほどで値段が高くなっていきます。
チンチラさんが400g以上に大きくなっていくと、走ってる最中に鼻をぶつけてしまったり、窮屈になるので最低でもサイレントホイール30、メタルサイレント32が必要になります。
事故のリスクを減らす為に、床置きタイプの円盤型ホイールも人気が出てきているようです。

(私の家はメタルサイレントを昔使ってましたが、ケガが怖くなったのでずっと使っていなかったんですが、サイレントホイール40今は設置してますが(部屋んぽスペース)ほとんどみんな使ってくれず、部屋を走り回ってます(*‘ω‘ *)

お家(隠れる場所)

チンチラが隠れれるような物であればなんでも大丈夫です。
木製のお家は齧られますので、トゲとかになっていてチンチラさんが怪我しないように、たまにサンドペーパーなどでメンテナンスしてあげたらいいと思います。

ペットショップのチンチラちゃんだと陶器製のチラ壺に入ってる子多いですよね。

まとめ

必要となる物をリストアップすると結構な項目になります。すべて揃えるとチンチラさんと同額くらいになりますし、電気代も高くなります。
チンチラさんは10年以上生きますので長い付き合いになります。飼うには覚悟しましょう。
電気代など可愛い姿を見たら気にならなくなります(●´ω`●)
チンチラさんは個体によって好みがすごくあるのでしっかり観察してその子に合った物を探しましょう。
まずは病院を探して、室温湿度を管理して、チモシーをしっかり食べてもらう。
これがとても重要です。

チンチラの現在のカラー別相場

【チンチラの値段】カラー別現在の相場・2022年1月

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